Conference Talk

世の中を変えるデザインのチカラと愚直な挑戦 – Kazumi Taya

一般的に、自動車保険というと「事故に遭った時の安心」を提供するもの。 でも、改めて考えてみると、そもそも「事故のない社会」を創ること自体が、私たち自動車保険会社だからこそできる価値なのではないか。 「保険会社としての提供価値(UVP)」を再定義するため、2019年に「ありたい姿プロジェクト」を社内で発足。その活動を経て、昨年2021年11月に「できなかったこと、しよう。」をコンセプトにこれまでの自動車保険の概念を壊す、全く新しい自動車保険「共創する自動車保険 &e(アンディー)」を販売開始しました。この「&e」は、「契約者であるユーザー、そしてその友人・家族、さらには、社会そのもの」の3つのレイヤーで「事故のない社会」の実現を目指す自動車保険です。 世界的に、SDGsやEDG経営が声高に叫ばれ、事業の中にソーシャルグッドな仕組みを取り入れることが潮流になっています。Z世代などの若者を中心に「社会的にどんな意義があるのか?」で商品やサービスを選ぶ時代へと変容しているものの、日本ではまだまだ一般的に、ソーシャルグッドが自分ごと化できておらず、「なんとなくうさんくさい」ものという現状です。 「気づいたらソーシャルグッドしてた」を産むための挑戦。契約者であるユーザー、そしてその友人・家族、さらには、社会そのものへ。ユーザーと社会のつながりをデザインでどう表現し、直感的に体感してもらうか。そして、サービスを通じて「気づいたらソーシャルグッドしてた」体験を提供し続けていくのか、デザインのチカラで愚直にできることを日々突き詰めています。ちょっと皆さんがイメージする一般的な日本の保険会社とは違うかもしれません(笑) 今回は、&eの世界観を体現するキービジュアルを、実際にどのようなプロセスを経て作られたのかを中心に、お話します。

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Kazumi Taya

CX Lead, E.DESIGN INSURANCE CO.,LTD.

Kazumi has studied art, architecture, design, etc. in the United States and Italy. Being fascinated by the world of the Internet and how it was closely related to people’s lives, she started her career as a designer in the digital domain. After her design experience in client work, start-ups, in-house, and consulting, she joined E.design Insurance in May 2021 with a broad sense of design based on design thinking. As a role responsible for company-wide CX (customer experience), she is involved in various projects across the board, such as developing research teams and rebrandings.